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さくらのIoT

IoTとは様々なモノがインターネットに繋がる仕組みのことです。読み方は「アイ・オー・ティー」で、Internet of Things(インターネット・オブ・シングス)を略した言葉になります。意味はモノのインターネット、定義はインターネットを活用した取り組みのための総称のことです。この記事では、IoTの意味や定義、またIoTがどの分野で普及しているのか、ビジネスにおける市場規模は今後どのくらい拡大していくか、などを簡単に解説します。

IoTとは?

IoTとは、さまざまなモノがインターネットにつながる仕組みのことです。パソコンやスマートフォンだけではなく、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品やテレビや車などのモノがインターネットに接続されることにより、私たちの生活が便利になっていきます。コンピュータは小型化され安価になったことにより、自宅や街中、職場など様々な場所にあるものに搭載され、インターネットに接続されるようになりました。様々なモノがインターネットに接続されることにより、遠隔での状況確認や操作が可能となってきています。

IoTの読み方と略

IoTの読み方は「アイ・オー・ティー」で、Internet of Things(インターネット・オブ・シングス)を略した言葉になります。

IoTの意味と定義

IoTは「モノのインターネット」を意味します。ここでいう"モノ"とは、具体的には"ありとあらゆるモノ"です。IoTの定義は"モノ"がインターネットに接続することを活用した取り組みのための総称のことです。センサーやルータや、監視カメラなどの他、最近はインターネットを介して遠隔制御できる家電製品なども含まれます。これまではインターネットに接続されているモノといえば、パソコンやスマートフォン、タブレット端末でした。しかし、現在ではありとあらゆるモノがインターネットに接続できるようになりました。外出先でも温度調整ができる機能のあるエアコンや、自動で掃除をしてくれる掃除機ロボットなどの家電製品が、すでに実用化され利便性が向上しています。もしかしたら今後、洋服や家具などにもインターネットが接続される世界が来るかもしれません。

IoTの歴史と由来(M2Mとユビキタスコンピューティング)

IoTと似た言葉に「M2M」があります。この言葉は「Machine-to-Machine」の略語です。機器同士で情報のやり取りをする方法を指します。1980年代後半から1990年代の前半にかけては「ユビキタスコンピューティング」という言葉がありました。現在進みつつあるユビキタスネットワークの構築は、IoTという言葉で表現されています。

IoTを簡単にわかりやすく説明

デバイスに搭載されたセンサーとクラウド環境を
インターネット接続するイメージ

IoTを簡単に説明をしますと「デバイス(センサー含む)」「ネットワーク(インターネット含む)」「アプリケーション(サーバ含む)」の3つの仕組みがあれば、どこでも実現できると言えます。モノ(デバイス)に搭載されたセンサーと、通信機能を搭載したIoT機器から収集されるデータはクラウド環境のサーバーに蓄積されます。データを分析し、見える化することにより、これまでの人間が気が付かなかったことに気がつくようになり、新しいサービスや仕事が生まれてきています。

IoTの例

IoTの例は様々なものが存在します。個人向けのサービスでは、家電をスマートフォンで操作できるIoT家電、家の施錠ができるスマートロック、貴重品の紛失防止に役立つスマートタグ、人間の健康状態を計測できるスマートウォッチのようなウェアラブルデバイスなど様々なアイディア製品が存在します。法人向けですと、多種多様な業種業態がIoTを活用し業務効率化や生産性向上を実現しています。また、IoTで出来ることを身近な例を用いて説明をしていますので「IoTで出来ることを身近な例や活用事例を基に解説!」をご覧ください。

IoTの普及

インターネットにより、モノとモノが連携することで私たちの生活を便利なものにしてくれます。世界のIoTデバイス数は年々増えており、医療や産業用途や自動車などでの増加が予測されています。2020年3月から新たに、第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスが開始されました。5Gは超高速通信、超低遅延通信、多数同時接続可能といった特徴を持ちます。LTEや4Gから5Gに変わることで、社会のIoT化がこれまで以上に急速に発展すると期待できます。

世界のIoTデバイス数の推移及び予測
(出典:総務省 令和3年版情報通信白書 第1部 特集 デジタルで支える暮らしと経済

IoTの市場規模

IDC Japanのレポートによると、国内IoT市場におけるユーザー支出額については、2020年の実績(見込値)は6兆3,125億円。2025年には10兆1,902億円に達すると予想されています。産業分野別では、組立製造、プロセス製造、官公庁、公共/公益、小売、運輸の支出額が多くなっています。とくに製造業はGDPを占める割合が大きいため、国策としてIoTの活用を推進しているようです。

国内IoT市場におけるユーザ支出額の実績と見込値
(出典:IDC Japan 国内IoT市場 産業分野別予測とユースケース別の事例考察を発表

IoT技術が普及する社会

(出典:総務省 令和3年版情報通信白書
第2部 基本データと政策動向

総務省が発表した「通信利用動向調査」で、IoT・AI等のシステム・サービスの導入状況が発表されました。結果、約70%の企業がIoTなどを導入していない状況が明らかになりました。国内のIoT普及はまだ発展途上であり、これからの将来は多くの企業がIoT導入に向けて動き出すことが予測できます。またこの調査では、導入した企業の導入効果も発表されています。「非常に効果があった」が19.5%、「ある程度効果があった」が61.5%となり、合計で80%以上の企業が効果を実感していたことがわかります。この結果からビジネスにおいて、IoT技術は効果的といえるでしょう。

IoTの活用事例

例えば、工場においてはIoT技術を利用して、生産ラインの設備同士が繋がり、不良率のさらなる低減、在庫の適正管理、保守・保全のコストカットが可能になってきています。また、その他のビジネスにおけるIoTの活用事例は「IoTで出来ることを身近な例や活用事例を基に解説!」でもご紹介しておりますので身近な例などを通じてご覧ください。

IoT単体では成り立たないIoTの仕組み

IoTはクラウドとの接続まで理解することで、仕組みの全体像が見えてきます。IoT機器(IoTデバイス)がネットワークを経由しインターネットに接続すると、クラウドを利用することになります。クラウドとは、ユーザーがインターネットなどを経由して利用するコンピュータシステムで、クラウドコンピューティングやクラウドサービスとも呼ばれます。クラウドで稼働しているアプリケーション(クラウドアプリケーション)やプラットフォームにデータが蓄積され、分析されます。IoT分野のサービスは、IoT単体では成立しません。クラウド、ビッグデータ、AIなどの技術と組み合わせることで成立します。さくらインターネットでもIoTサービスを提供しています。それが、IaaS(Infrastructure as a Service)である「さくらのクラウド」で稼働しているPaaS(Platform as a Service)「さくらのモノプラットフォーム」です。

まとめ

最後にIoTについてまとめます。

  • IoTとは「モノのインターネット」のこと
  • IoTを活用しデバイスから集計された様々なデータを分析し見える化することで新しい発見があり、
    新しいサービスやビジネスが誕生する可能性を秘めている。
  • IoTによって自動化・効率化が可能となり、人材不足解消につながる。
  • IoT等を導入している企業はまだ12.4%のみ、導入している80%以上の企業が効果を実感。
  • IoTの市場規模は年々高まっており、2025年には10兆円を越える予想。

モノがインターネットに繋がる仕組みで、ビジネスにおける市場規模もこれから拡大し続けます。IoTはテクノロジーの進化や応用により新しい事業やサービスが増え続ける可能性を秘めており、そこから誕生したアイディアは未来の私たちの生活を大きく変えてくれるでしょう。

参考
2022年12月公開