IMEIとは?確認方法や番号の役割を解説!
IMEIとは、携帯電話や通信デバイスの識別番号のことです。IMEIの情報を活用することで、不正利用対策を行うこともできます。この記事ではIMEIについて基本的な情報を基にIoTデバイスのモバイルネットワークで活用されている他の情報についてもご紹介します。
IMEI番号とは?
IMEI番号とは携帯電話などの端末識別番号のことです。スマートフォン本体が入っている箱に書かれているバーコードの数字がIMEI番号です。スマートフォン本体それぞれに固有の番号が付与されており、IMEIは全世界で重複することはなく、個別の番号で同一の番号は存在しません。IMEIの重要な役割は、ネットワーク利用制限を確認できることで、スマートフォンの買取や盗難といった観点では役に立つ情報と言えるでしょう。スマートフォンで利用している通信会社を乗り換える際には「SIMロック解除」が必要な場合があります。通信キャリアによってはWebサイトでIMEIコードの入力項目が存在するので、SIMロック解除手続きの際に入力をして端末が合っているか確認することが出来ます。
IMEIの読み方と意味
IMEIは「アイ・エム・イー・アイ」と読み、International Mobile Equipment Identifierの略です。日本語では「国際移動体装置識別番号」を意味します。
IMEI番号検索
IMEI番号検索は、主にネットワーク利用制限の携帯電話機の確認が目的で利用されるため、キャリアのサイトには検索ページが存在します。例として以下でご紹介します。
キャリア | 検索ページ |
---|---|
docomo | ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト |
au | ネットワーク利用制限携帯電話機照会 |
softbank | ネットワーク利用制限携帯電話機の確認 |
IoTデバイスとIMEI
モバイルネットワークを介して通信を行うIoTデバイス(もしくはIoTデバイスに組み込まれたモデム)にもIMEIが付与されています。スマートフォンと同様に利用制限等による不正利用防止といったリスクに対応することが目的です。モバイルネットワーク経由でIoTデバイスが通信する際にはSIMが必要です。また、SIMにはIoTデバイスとは別にICCIDと呼ばれる個体番号が付与されています。
IMEI確認方法
IMEIはスマートフォンの画面でも確認ができますが、確認方法はiOSとAndroidOSで異なります。同様に「設定」画面より操作をして見ることが出来ますので、以下をご参考ください。また、スマートフォンにおける利用者情報は他にも存在し、例えばIMSIは、SIMの中に書き込まれた一意の加入者識別番号のことです。通信事業者はSIM発行の際に事業者として割り当てられた固有の番号を付与した15桁もしくは16桁の番号をIMSIとして書き込みます。端末を識別するIMEI、SIM本体を識別するICCID、加入者を識別するIMSI、これらはモバイルネットワーク通信事業者にとって深い関係性のある情報です。
IMEI番号確認
IMEI番号の確認はiOSとAndroidOSで操作方法が異なります。
iPhoneの場合
「設定」→「一般」→「情報」
Androidの場合
AndroidOSは機種によって確認方法が異なります。以下は例として「Google」「Xiaomi」それぞれの画面を掲載しています。
Google Pixel 7 Pro
「設定」→「デバイス情報」
Xiaomi 11T Pro
「設定」→「デバイス情報」→「詳細と仕様」→「デバイスの状態」
まとめ
最後にIMEIについてまとめます。
- IMEIは携帯電話等のモバイルネットワークを利用するデバイスの端末識別番号のこと
- IMEIはスマートフォンの買い取りや盗難対策といった観点で使用される
- IMEIとSIMの識別番号であるICCID、加入者識別番号であるIMSIは、モバイルネットワーク通信事業者で深い関係性のある情報
- IMEIはiOSとAndroidOSで確認方法が異なる
IMEIとIoT
IMEIはIoTデバイスでも利用されています。IoTはセキュリティ上不正アクセスを防止するために通信制限を設定しているためIMEIやIMSIなどの端末に関する情報管理は重要です。またIoTにおいて通信そのものの技術は多く用意されており、IoTシステム開発においてIoTデバイス側でどのような通信技術を採用ことも非常に重要です。IMEIとも関連性のあるIoTにおけるモバイルネットワークの仕組みについて詳しく解説していますので、以下を御覧ください。