β版サービス Outgoing SQL INSERTについて
2023年6月にさくらのモノプラットフォームのプラットフォーム機能であるβ版サービスOutgoing SQL INSERTをリリースしました。この記事では主な機能と使い方を説明します。
【さくらのモノプラットフォーム】β版サービス「Outgoing SQL INSERT」提供開始のお知らせ
さくらのモノプラットフォームとは?
さくらインターネットが提供している、さくらのモノプラットフォームは「IoTシステムの構築を楽にするプラットフォーム」「IoTデバイス開発のための設計情報」「マルチキャリア対応通信回線」を一貫して提供するIoTプラットフォームサービスです。
プラットフォーム機能
クラウドアプリケーションとさくらのセキュアモバイルコネクトを繋ぐプラットフォーム機能は「基本機能」「オプション機能」に分類されます。今回リリースした「Outgoing SQL INSERT」は、オプション機能のサービスアダプタのカテゴリに位置します。
Outgoing SQL INSERT(β)とは?
Outgoing SQL INSERT(β)は、外部のデータベースに対してメッセージの追加を行うSQLを発行するサービスアダプタです。デバイスや任意のサービスからPOSTされたメッセージを、指定されたMySQL互換のデータベースに保存します。受信・送信の両方向のメッセージの保存が可能です。
Outgoing SQL INSERT(β)の利点
この機能がリリースされる前は、以下のような方法でご利用中のモノプラのメッセージの保存が可能でした。
- Outgoing Webhookを利用
- データベースインスタンスを立てる
- HTTPサーバからデータベースへINSERTする
しかし、今回の Outgoing SQL INSERT(β)のリリースにより、モノプラットフォームから直接メッセージを保存することが可能となりました。
使い方
サービスアダプタ作成画面から「Outgoing SQL INSERT(β)」を選択し、既存のデータベースの設定項目を入力することで、サービスアダプタを作成し利用を開始することが可能です。
もしお客様がデータベースを利用していない場合でも、エンハンスドデータベースからデータベースを作成し、簡単にご利用いただくことが可能です。エンハンスドデータベースの作成方法、及びOutgoing SQL INSERT(β)の利用方法については、詳しくはマニュアルをご覧ください。
注意点
本機能はお客様のフィードバックを収集する目的でβ版として提供しております。さくらのクラウドのSLA規定からは除外されますので、予めご了承ください。また、β版サービスは予告なく終了する可能性があります。
フィードバックについて
さくらのモノプラットフォームではご要望をフィードバックのフォームでお受けしております。以下のボタンよりフォームページに移動しますので、お気軽にお送り下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。
まとめ
今回は、Outgoing SQL INSERT(β)の紹介をさせていただきました。さくらのモノプラットフォームでは、開発・運用の中でお客様の手間を軽減し、本質的な作業に集中できる機能を今後も提供してまいります。
また、さくらのIoTで提供している「β版サービス」について、提供目的やサービス提供者として目指していることをコラムで執筆しましたのでご覧ください。
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