こんにちは、sakura.ioプラットフォーム開発を担当しています、潘です。
本投稿では「デバイス間通信」機能について、ご紹介したいと思います。
デバイス間通信とは
sakura.ioモジュール同士がメッセージをやり取りする機能で、従来のやり方と比べるとより簡潔で安全になっています。
今まで
- ① モジュールAからプラットフォームにメッセージ送信
- ② Outgoing Webhookで外部サーバにプラットフォームが受信したメッセージを転送し、モジュールAからの物だけ抽出
- ③ Incoming Webhookでプラットフォームに「モジュールBに抽出したメッセージを送信する」様に指示
- ④ プラットフォームからモジュールBにメッセージ送信
デバイス間通信を使用すると
- ① モジュールAからプラットフォームにメッセージ送信
- ② デバイス間通信設定の「モジュールAからのメッセージをモジュールBに送信する」という条件に該当したため、プラットフォームからモジュールBにメッセージ送信
※ 従来と比べてインターネット通信がなくなり、閉域網のみとなりましたので、より安全な通信になります。
利用シーン
利用シーンとしては複数のモジュールから特定のモジュールへ送信する仕組みです。
例えば、以下の様な状況が起きてしまいました。
- モジュール搭載のトラップが害獣の捕獲を検知した時
- モジュール搭載の監視カメラが異常を検知した時
- モジュール搭載の自販機が地震を検知した時
すると、モジュールからプラットフォームにメッセージを送られ、モジュール搭載のパトライトを点滅させたりします。
最後に
今回はデバイス間通信機能の挙動と利用シーンについて紹介しました。
従来よりお客様が開発や運用の手間を減らし、本質な作業に集中できる様な機能を充実して行きたいと思います。
今後とも、sakura.ioをよろしくお願いします。