さくらインターネット Advent Calendar 2017の8日目の記事です。
こんにちは、こたまごです。
今日は、IchigoJam BASIC RPiの紹介と、sakura.ioと組み合わせてみて動いた報告をします。
IchigoJam
みなさま、IchigoJamはご存知でしょうか。
ご存知の通り、LPC1114で構成された、BASICでプログラミングができる教育用こどもパソコンです。
IcigoJam と sakura.io
IchigoJamでsakura.ioを接続するという利用方法は既に生みの親の福野さんから公開されています。
福野泰介の一日一創 – IchigoJamではじめるIoT sakura.io ハンズオン(データ発信編)
また、実環境でも利用されており、鯖江市のバスの運行状況もIchigoJamとsakura.ioで収集され、オープンデータとして公開されていたりします。
IchigoJam BASIC RPi
そのIchigoJamがそのままRaspberry Piでも動作する、という「IchigoJam BASIC RPi」が10月に公開されています。
モニタとキーボードを繋ぐだけでプログラミングができるという利便性をそのままにRaspberry Piでプログラミングができます。実環境ではワンチップマイコンのIchigoJamがおすすめですが、HDMIも使えて、USBキーボードも使えるので、試したい時にはおすすめです。
IchigoJam BASIC RPi と sakura.io
先日、さくらインターネットはsakura.ioとRaspberry Piを簡単に接続できるsakura.io HAT for Raspberry Piを発売しました。
Raspberry Pi HAT と IchigoJam BASIC RPiがあるということは試すしかないですよね!
ということで、やってみました。
シールドにsakura.ioモジュールを載せて、Raspberry Piに載っけるだけです。
IchigoJam BASIC RPiのインストールはSDカードにダウンロードしたファイルをコピーするだけです。
起動したら先ほどの福野さんの記事を参考に、以下のように入力しました。
1 'sakura.io Test
20 POKE#800,#21,10,1,76,N,N>>8,0,0,0,0,0,0,N>>8^N^102
30 ?I2CR(79,#800,13,#820,3)
このプログラムでは、変数N
に入っている整数をチャンネル1としてsakura.ioに送信するというプログラムです。
その上で、以下のように入力すると送信されます。
N=10
RUN
sakura.ioのWebSocket画面でみてみると、ちゃんと届いていることがわかります。
全く同じコードでワンチップマイコンとRaspberry Piと動くのは便利ですね!
Linuxで使う場合には
Raspberry PiだからLinuxで使いたい、という方のために、Pythonのライブラリ(python-sakuraio)も公開しています。
sudo apt-get install python3-smbus
sudo pip3 install sakuraio
でインストールできるので、こちらもぜひご利用ください。